- メッセージ
- 祐碩(ゆうせき)先生
- 2333
満開御礼!
私の住んでいるところは桜が満開だ。
天に感謝し、“満開御礼”と言いたい。
毎年決まった時期に花を咲かせ、人々に喜びや癒し、ときには感動さえ与えてくれる。
自然の力と言えば聞こえは言いが、自然=偶然ではないことを知らないといけない。
この大宇宙の森羅万象を司るところの、見えないが、偉大なる力が働いているのである。
自分の意志で動くことさえ出来ない桜でさえ人々を喜ばせるために存在しているのだ。
万物の霊長たる人間は、他のいかなる動植物よりも素晴らしい機能、能力を与えられているのだから、もっと大きなことのために、生きて当然ではないだろうか。
自分のことだけを考えて生きるには人生は長すぎるし、退屈である。しかし、自己よりは他のために、より公的に生きようとすれば、人生は充実したものになり、短く感じられるものだ。
愛には必ず犠牲が伴う。犠牲の度合いが大きければ大きいほど愛は深く大きいが、犠牲の度合いが小さいほど、愛は小さいと言っても過言ではない。
天は、人間に一方的に愛と恵みを注いでくださり、見返りを求められない。
投入しても、尽くしても、愛しても、見返りを求めない関係をお互いが築け合えれば、そこには間違いなく“宇宙力”が臨み、個人の運勢をはるかに超えた“天運”が働くことは間違いないであろう。