愛と我という対立するテーマについて2

我を持つ人間と違い、他の万物は全て相対の為に存在しています。例を上げれば、ミツバチと花がそうです。ミツバチが天から授けられた機能は、相対する花の花粉を運ぶ能力であり、ミツバチ自身をいかすものは持ち合わせていません。逆に花も自身が永遠に未来につながる種子を結実するには受粉を必要としますがその能力は持ち合わせていないのです。ですが花はミツバチが存在するに必要な蜜を持っています。サイトの皆様、ここで考えて見て下さい。ミツバチは花を生かすための運び屋としての羽根を持ち、花粉も付きやすいように体の設計がなされています。これは花を生かす受粉の機能を持って生まれたということなのです。逆に、花はミツバチが存在してゆくために不可欠の蜜を持たせられて出来ているのです。これも花がミツバチの為に存在しているという事なのです。そしてこの花とミツバチはセットで考えて創造されたのです。いわゆるペアで構成されてこそ共存できているのです。片方だけなら存在の継続性が成されません。この理屈は人間世界にも通じているのです。男がミツバチに該当し受粉で運ぶおしべの粉が精子に当たります。花は人間の女性に該当し蜜は女性のシンボルに匹敵します。男の持たせられた力と鋼は妻や子を養う体の構造をしていて、男性の持つシンボルは女性が好み必要とします。相対の立場の女性が持つ機能は子供を孕み育てるための乳房や下半身が大きいのも、子を孕み安座しやすくするための機構です。お乳から栄養を与え、またそれを男性が愛を成就する時に好み必要とするのです。すなわち男性は相対の女性と子供の為に必要な機能を持ち、逆に女性は相対の男性や子供が必要な体の機能を具備されているのです。天はそのように互いが相対の為に存在し生きることで両者が永遠に存在を保てるように創造されたのです。子孫の形成と永続がこの両性が互いに為に行き、与え合う事で成就できるのです。この両性は人間だけでなく、ミツバチと花にもあったように全万物が同様に、雄雌、オシベとメシベ、粒子世界のプラスとマイナスの存在が引き合う法則のかたちで愛が現れ、森羅万象の存在物がこのように陰陽の二つの性でできています。両者は為に生きる形に表れた愛という見えない法則で為に与え合い、そうすることにより共存と生命をつなぎ保つことができているのです。愛という言葉は、人が自分の為に生まれたのではなく、相対の性の存在の為に生まれたことを熟知してこそ、スタート出来るものであり、それを知らずしては喜びと幸福の人生を歩む事は出来ません。この法則に沿うサンクチュアリ社とわたくし承世の関係も、私自身というより、この占いを専業とされます社のために尽くすのが私の信念としなければならないと意識しております。お電話いただく相談者の方の前に対しても、自身が今まで習得してきた占いの技術も私のものでなく皆様のために天が訓練してくださった皆さまのためにあると自戒しております。自分ために用いれば愛から外れますので皆様存分に用いてください。また次回に愛と我について連載したいと思います。ひとまず今回はここまでといたします。                                                            サンクチュアリ鑑定士    承世

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