人は八方位に示されるように、上下の人間関係での親目上と、子供部下があり、横的関係の夫婦、男女の同僚があり、そして左右斜め上の人間関係の男女の先輩との関係、更に左右斜め下の人間関係である男女の後輩との関係、全部で八方位の人間関係があります。それらの方位全ての人間関係をスムーズな関係として修める事によって運が開けるのです。人は幸せを求める旅人です。喜びを求めない人はいません。ですが、この喜びの根本は愛です。この言葉には基本があります。愛は自分の中から生まれないという事です。相対からくるものなのです。無人島に男か女が永遠に生きることの出来る健康が与えられても、そこで永い月日を生きて幸せでしょうか? 答えは「NO]です。理由は対象、相対となるものが存在しないからです。言い換えれば愛の無い世界だからです。この無人島に世界で一人だけの女性がいたと仮定して、そこに男性が現れた途端に芽生えるのが、相対に対する「好む心」「何か与えて喜びを上げたい」という愛の感情です。ここで気づいて貰いたいのが、愛はその相対が現れなければ出現しないということです。愛は相対(人、犬、猫、植物、自然など)になったものから与えられるものなのです。そこを多くの人は勘違いしています。大概は自分に愛があり、自分が原因、主体と思っていますがそれが勘違いです。愛の主体は与える側であり、相対の原因が先にあって愛が結果的に自己に芽生え与え引き出されたのですから、愛の主人は相対なのです。私たちの周りの人、八方位の人間の相対的人がいるおかげで愛を引き出してもらい、その愛にこたえて感謝の心でお返しの愛の実践をする事によって、親なら子から子を愛する情を育ててもらい、得た結果の父母の愛によって喜びを感じるのです。この理屈が分かれば、全ての自然環境、人間、生き物から愛を貰って生きているのです。皆さん全ての自分以外の人と万物に日々感謝して生きなければなりません。子は親に、兄は妹から兄弟愛を習います。夫婦は互いを相対として夫婦愛を習います。人生は愛であり感謝が基本ということをココで申し上げておきます。
サンクチュアリ鑑定士 承世