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愛と我という対立するテーマについて7
完結編
責任転嫁の罪(認めない心と隠す心の悪なる性質)
いままでこの「愛と我という対立するテーマ」については、この「7」で完結しようと思います。
前回で「血気」が自己を失う根幹は「血気」です。我に生きる人とこの血気は兄弟関係であり、切っても切れない繫がりで結ばれています、・・・と述べました。
この情の不安定な状態から人は善なる立場を逸脱して罪に走ります。そうなると次に人は、その罪を隠すようになります。つまり罪悪を心中深く心の奥にしまいこんでしまうのです。結果はどうなっていくかといえば、嘘と虚実と自分を偽る人生となるということです。
こうなると、人は愛から離れるようになり、自分を愛の人格者となる方向から遠のかせて行くようになります。この世は偽りが多いのです。
ところが、善に生きる人はまったく隠すという言葉を必要としません。なぜなら美しくいきるので隠す必要がないのです。
愛と善の世界には秘密がありません。愛の人は、自分の心のままにさらけ出して生きることの出来る人なのです。
そ ういう人は、善(ために生きる愛)を基本として嘘もなく素直な心を自由に表現します。本来の愛がある人で心美しく生きる人がいれば、自由に恐れなく心をさ らけ出して生きることが可能なのです。理想はそうなのです。そのように生きることが出来れば人生はすばらしいものとなるのです。
ですがどうでしょうか。現実の世の中に、偽りなく自分の心を隠さずに生きれる人が何人いるというのでしょうか?
理想をここはひとまず横に置いて、いつわりの多い自分が今後どのように生きたら美しい人生と心の形成をできるのでしょうか。
まず、罪を常に隠さず、それを認める素直な生き方に変えていくことです。罪を認めない人が隠そうとしていくと、心の動きの推移として、まず、責任転嫁でごまかし、他の立場に罪を置き換えて自分を隠して責任をなすりつけてごまかします。これまでにそういう生き方の一部で、
『周 りのお付き合いする人の中に自分を悪く思う人が出てきて、人間関係でぶつかるようになることがよく世間に多くあります。そういうときに、自分のせいよりも 相手のみを悪く言う人が大半です。ですがこのコラムを読んでくださる方は同様になさらないで下さい。こういう場合は相手に対して、自分が愛する心が不足な ので相手のせいにしようとしている。原因は本来わたしの心に愛が足りずに、つい相手のせいにしようとしていた。あ~っ。自分の愛が足りずに悪い思いが出 た・・・・』このように思うのが正しい心使いです。これを責任転嫁すれば自分をごまかす人となります。実際に原因が私の心に愛がないことにあるのです。責 任ある生き方とは常に自分が主導権をとって
自分がそれを治め責任を取る生き方です。
この反対が責任転嫁の行 き方となります。この生き方になると自分を美しい心の人間になる道をさえぎり、自分が愛ある人になるというテーマから離れて行き、それをつかむことは結論 的には出来なくなります。つまり幸福とは反対の人生となり、不幸と悪なる運勢ばかりが出てくるようになります。
じつに難しいのは、この罪を認め隠さずに常にさらけだして悔い改める生き方に転化して生きることなのです。
でももしあなたが、そういう生き方が出来るようになれば人生に恐れがなくなります。自由人となれるのです。縛られない人生を生きる事が可能になるのです。
素直な心と純粋な心は宝物です。愛はそういう隠し事がなく嘘と偽りもない生き方と繋がっています。罪を素直に認めるこころの根本には愛があるのです。
常に悪なること罪なる事が表れたら悔い改める生き方をいたしましょう。それこそが愛の人格と幸福な人生をつかむ生き方となることでしょう。
素直が一番です。
サンクチュアリ鑑定士 承世